Claudeで、Office-Word-MCP-Serverというのを使ってみてますが、いい感じです。wordファイル(.docx)の読み込み、編集等を行ってくれます。あまり感想などの情報がネットに無かったので、ちゃんと動くか心配だったのですが、日本語も使えて、Tableも作ってくれました。
一応、手順を以下に示しておきます。
参考(というか殆どそのまま):github.com/GongRzhe/Office-Word-MCP-Server/blob/main/README.md
Windows 11環境でOffice Word MCP Serverをインストールする手順
Windows 11の環境でOffice Word MCP Serverをセットアップし、Claude DesktopなどのAIアシスタントからMicrosoft Wordドキュメントを操作できるようにする方法を説明する。
必要なもの
- Windows 11がインストールされた環境
- Python 3.10以上
- Microsoft Word
- ClaudeのMCP環境構築は、他サイトを参照
インストール手順
1. 環境準備とPythonツールのインストール
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コマンドプロンプト(CMD)を管理者権限で起動する
- Windowsスタートメニューで「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選ぶ。windows powershellでも可。
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Pythonのバージョンを確認する。
python --version
バージョン3.10以上であることを確認する。
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uvツールをインストールする(3.と4.は、uvがインストールされていればスキップ)
pip install uv
-
uvがインストールされたか確認する
uv --version
2. MCP Serverのインストール
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リポジトリをクローンする
git clone https://github.com/GongRzhe/Office-Word-MCP-Server.git
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クローンしたディレクトリ(各自のPCによって異なる)に移動する
cd Office-Word-MCP-Server
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必要な依存パッケージをインストールする
pip install -r requirements.txt
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必要に応じて、クローンしたディレクトリを希望の場所に移動する(任意)
move Office-Word-MCP-Server C:\目的のパス\
3. Claude Desktopの設定
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Claude Desktopの設定ファイルを開く
- ファイルの場所:
%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Claude\claude_desktop_config.json
- このファイルが存在しない場合は新規作成する
- ファイルの場所:
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以下の内容で設定ファイルを作成または編集する
{ "mcpServers": { "word-document-server": { "command": "python", "args": [ "C:\\目的のパス\\Office-Word-MCP-Server\\word_server.py" ] } } }
注意:
- パスには実際のファイルの場所を指定し、バックスラッシュを二重(\)にする
- Windowsではフォルダのパスセパレータとしてバックスラッシュを使うが、JSONファイル内ではこれをエスケープする必要がある
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別の方法として、uvxを使用する設定も可能
{ "mcpServers": { "word-document-server": { "command": "uvx", "args": [ "--from", "office-word-mcp-server", "word_mcp_server" ] } } }
4. サーバーのテストと実行
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設定したパスのサーバーを直接実行してテストする
python C:\目的のパス\Office-Word-MCP-Server\word_server.py
エラーが出なければ、Ctrl+Cで停止する。
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Claude Desktopを完全に再起動する
- アプリケーションを一度閉じて、再度開く
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Claude Desktopの画面上部にMCPアイコンが表示されていることを確認する
- サーバーが正常に接続されると、アイコンは緑色で表示される
5. トラブルシューティング
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パスの問題
- 絶対パスが正しく設定されているか確認する
- バックスラッシュが二重になっているか確認する
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権限の問題
- コマンドプロンプトやPowerShellが管理者権限で実行されているか確認する
- Windows 11のセキュリティ制限で問題が発生する場合、PowerShellの代わりにコマンドプロンプト(CMD)を使用する
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詳細なエラーログの確認
- Claude Desktopで「開発者モード」を有効にする(メニュー→ヘルプ→開発者モードを有効にする)
- MCPログファイルでエラーメッセージを確認する
6. 動作確認
Claude Desktopに以下のようなプロンプトを入力して動作を確認する:
- 「新しいWordドキュメントを作成して保存して」
- 「ドキュメントにタイトルと段落を追加して」
- 「テキストをフォーマットして表を挿入して」
正常に設定されていれば、Claudeはこれらのタスクを実行できるようになる。